【ONKYO】Grand Scepter GS-1のスピーカー買取事例!買取金額はいくら?
このページでは【ONKYO】Grand Scepter GS-1の買取事例を紹介しています。買取金額の相場の参考になったり、実際の買取の現場のイメージがつくと思いますのでスピーカーの売却を検討している方は是非ご覧ください!
目次
【ONKYO】Grand Scepter GS-1の買取金額
642,000円
【ONKYO】Grand Scepter GS-1 について
究極のスピーカーを目指して全く新しい設計・測定の理論によって作られたスピーカーシステム。
グランセプターはオールホーン構成。
ホーン型スピーカーは原理的に過渡特性が良いという特徴を持っているが、多くの時間領域の歪(マルチパスゴースト歪やリバーブ歪など)があるというデメリットも持っている。
オンキヨーでは理論解析によってホーン型は高次の高調波歪が他方式に比べて原理的に非常に少ないことを発見し、ホーン型スピーカーの完全な制御によって理想のスピーカーシステム実現するため、長期間にわたる研究・開発が行われた。
マルチパスゴースト歪やリバーブ歪は必ずしも不快な歪では無いため、音づくりに利用されることもありましたが、グランセプターでは音楽の正しい表現のため、これらの歪も排除している。
GS-1はサウンドインシュレーターで低音再生ブロックと中高音再生ブロックに分けられている。
低音ブロックは低域ホーン部とバックキャビティ付き低域コンプレッションドライバーユニット部とに分かれている。
そして、2つの低域ユニットはそれぞれ40リットルずつの独立したバックキャビティに収められている。
中高音ブロックは音の軸をあわせるために傾き調整回路を備えている。
低域には28cmコーン型ウーファーW3060Aを2個搭載。
これらのユニットは実効径23mmのコーンに対して10cm径のボイスコイルを使用し、また、磁気回路には10cmのボイスコイルを駆動するために当時入手可能なもののうち最大の220mm径というマグネットを使用。
比較的小口径の振動板と大口径のボイスコイルを組み合わせることで振動板内部の音波のパスを短くし、トランジェントを向上させています。
また、大型マグネットで強力に駆動するとともにウーファーの全帯域にホーンロードをかけることでコーンの動きを完全にコントロールしている。
ホーン部はFRP積層ホーンが採用。
このホーンはFRPと防振材を積み重ねたサンドイッチ構造となっている。
また、フェーズプラグの裏側はドライバーのセンターキャップの形状に合わせて成形されフェルトが貼られている。
このホーンの面積の変化については双曲線関数を、形の変化についてはスーパー楕円関数を採用しており、両者の連立方程式をコンピュターで解きながらNC旋盤で削り出す方法で原型を得ている。
中高域にはホーン型トゥイーターを搭載。
ダイアフラムには、ボイスコイルボビンまで一体成型した窒化チタン材による65mm径ダイアフラムを採用しています。また、フェイズプラグはロストワックス法によって超精密整形されており、良好な高域特性を得ている。
ホーンにはダンプドFRP積層ホーンを採用しており、FRPと鉄橋などの防振に使われる防振材を積み重ねることでマルチパス・ゴースト歪やリバーブ残響歪を排除している。
ネットワーク回路は2ウェイ構成とし、ネットワークは12dB/octの逆接続構成で、回路による時間の遅れを無くしています。
ネットワーク部分は分散して取り付けられており、相互干渉を低減しているす。
ユニットレイアウトは、Constant Time Unit Array方式により、ウーファーとトゥイーターの位置関係による時間のズレを排除している。
エンクロージャーで発生するリバーブ歪を抑えるため、独自の積層構造を採用。
一般的なエンクロージャーでは補強によって共振を抑えようとしていますが、補強では共振の周波数が変わるだけでエネルギーは吸収しないため、調整はできても無くすことはできなかった。
グランセプターでは、ラワン合板と米松単板6枚貼りあわせの7層構造に加え、新開発のダンピング材と鉄板によって拘束することで振動を桁違いに抑えている。
中高域再生ブロックの天板にはガラス板がはめこまれています。
背面の端子板の接続を変えることにより、専用の外部イコライザーを活用したりディバイダー無しでバイアンプドライブを行うことができる。
買取フラワーのコメント
1984年に発売された当時、大枚をはたいて買ったスピーカーだったそうです。
終活の一環として手放すことを決めたと、どこか寂しそうにおっしゃられていました。
オーディオにはスペックを超えた何かが伝わる、そう思わせる瞬間があります。
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