オーディオ買取時に知っておくと良い、アナログとデジタルの違いとは
オーディオ全般オーディオとひとまとめにいっても、さまざまな種類があります。例えば譲り受けたオーディオの扱いに困っている方、遺品の中に立派なオーディオがあるけれどどうしたものかと悩んでいる方などもおられると思います。ここではオーディオに詳しくない方のために、オーディオ買取時に知っておくと良い、アナログとデジタルの違いについてご紹介します。
目次
アナログオーディオとデジタルオーディオの違いとは
音楽業界においての「アナログ」と「デジタル」の違いが何かをご存知ですか。
一般的にはアナログはレコード盤を、デジタルはCDやMP3などのデジタルデータのことを指します。それでは、それぞれの特徴について説明できますかと問われると、即答できる人はそう多くないのではないでしょうか。音にこだわるのなら、レコード盤とデジタルデータの違いをしっかりと押さえておきましょう。
現代の主流は利便性の高いデジタルですが、最近ではアナログブームが再燃してきています。一般的なデジタルデータは、人間の可聴域である20Hz~20KHzの間の音だけを取り出しデジタル処理をして記録を行うため、楽音の美しさや瑞々しさが損なわれてしまう事があります。それに対しレコード盤は、音の波をそのままの形で溝に刻み記録するので、20KHz以上の音や、デジタル処理の際にこぼれてしまった音も記録することができます。これが柔らかく温かみのある音を生み出すため、「レコードがいい」と言われる理由のひとつです。
では、どうしてデジタルデータがこんなにも普及したのでしょうか。それは、デジタルデータにはアナログにはない、安定した音源をいつでもどこでも楽しめるという手軽感、再生端末の価格が比較的安価であること、特別な知識は必要なく誰もが気軽に楽しめる、といった強みがあったからです。
「より良いのはCDかレコードか」ということがよく話にあがりますが、どちらが良い悪いではなく、両方の善し悪しを理解した上でTPOにあわせて選ぶことで、より一層音楽を楽しむことができるでしょう。
アナログは温かみのある音、デジタルはクリアできれいな音
デジタル技術の進歩と共に、音楽を聴く媒体もアナログのレコードやカセットテープからデジタルのCDやiTunes等に変化してきました。
しかし、現在アナログのレコードに再び注目が集まっています。その理由としては、デジタルに比べてアナログは温かみがあるという意見が多いからです。アナログは連続した音の波をそのまま記録する事ができるので録音時の空気まで取り込む事ができますが、デジタルはこの連続した音を人間の耳では分からない程度に分割します。人間に聞こえないような周波数の音は取り込まない等加工された音が録音されるため、アナログに比べると録音時の空気感が伝わらないという点で冷たい印象を受けます。
アナログとデジタルを比べてどちらが良いという事は決してありません。より音楽を楽しむ為には、録音時の空気も感じたい場合にはアナログを、クリアできれいな音を聴きたい場合にはデジタルを利用するというように、目的に合わせてアナログかデジタルかを使い分けるとよいでしょう。
アナログオーディオは劣化する
アナログオーディオとデジタルオーディオを比較する際、その耐久性にも注目しておきましょう。
カセットテープやレコードなどのアナログ録音は、音の波形をそのまま記録していく録音方法で、連続性があり途切れることがありません。元の音をそのまま記録し再生できるという点で、アナログ録音はたいへん優れているものですが、カセットテープやレコードなどの記録媒体は、テープの伸びや摩擦生じるため、聞けば聞くほど、時間の経過と共に劣化していきます。また音質も、コピーを繰り返すごとに劣化してしまいます。
それに対して、デジタル情報とは0と1の二種類の記号だけで何かを表す方法です。デジタル録音には、CD、DVD、ブルーレイ、iPodなどの媒体を使用します。現代のデジタル技術では、非常に高い精度でアナログの波形を再現することができるのですが、完全に一致させることはできません。ですが、アナログ録音と異なり、デジタル録音の媒体は劣化しにくく、また複製も容易な点が魅力です。
最新の物だけが高値で売れるとは限らない
ここまで、オーディオにおけるアナログとデジタルの違いについて述べてきました。違いをわかっていただいた上で、今、注目されているのはどちらかということについても考えてみましょう。
もちろん、アナログもデジタルもどちらも需要があるのですが、マニアの間で注目を集めているのはアナログです。その結果、オーディオの世界で今、アナログの中古音響機器の価値が高まっています。新品よりも高く売れる場合すらあります。中古のアナログオーディオの魅力を少し垣間見てみましょう。
ここ数年、無機質なデジタルからアナログ音源へと、人気は逆流しています。アナログ音源は魂のこもった空気感のある音として、老若男女を問わず好まれていますので、オーディオマニアが要求する音に対する好みとしての評価は、デジタルよりも高くなります。最近ではアナログのカセットテープまでもがお宝として人気を強めていますが、国内製造が終了したためにレアとなっています。中古のテープのコアなファンが定着しましたが、アナログの人気が急上昇している今、何故アナログ音源が好まれるのかを的確に判断し、音響機器を高く買い取ってもらうため、高価なスピーカーなどの査定価値を知っておくことをおすすめします。
アナログの音響機器は、その特性により、経年劣化を防ぐメンテナンスが必要不可欠です。いかに音への拘りをもってメンテナンスをされてきたアナログオーディオであるかどうかが、アナログオーディオ買取の際にチェックされます。具体的には、アンプなどを組み立てた時のハンダづけの状態などにもこだわるべきポイントがあり、よい処置やメンテナンスをされてきた音響機器ほど、中古市場での買取査定価格が上昇しています。こういった状況の中、特に拘り抜いた中古アナログオーディオは、場合によっては新品のデジタルオーディオよりも高額で取引されることもあり、必ずしも新しければ買取価格が高くなるというわけではなくなっています。
売りたいオーディオはどちら?買取時にはアナログとデジタルの違いを知る
オーディオにはアナログとデジタルの二種類があることをご紹介してきました。最近のアナログのリバイバルブームを受けて、中古のアナログオーディオに高い価値が見いだされることがしばしばあります。きちんとしたメンテナンスを受けてきたアナログオーディオには、思わぬ買取価格がつくこともあります。ご自身のお手元のオーディオがアナログかデジタルかを確認したうえで、買取業者に査定してもらってみませんか。
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